浅草料理捕物帖
一膳飯屋「樽屋」を幇間の千代丸が訪ねて来る。
大根飯を考案した孝助に、「大食いの会」の料理人を願ってきたのだ。
食べ物を粗末に扱われるかと、孝助は参加を断るが、会場がかつての『なみ川』であり、父の夢だった会席料理が出されると知った店主の喜助は、孝助への参加をうながす。
一方、料理人番付作りに関わっていた元板前の染次が殺される。
文蔵の下っ引きでもある孝助は、番付の裏取引を疑う。
そして共に十一年前の取り潰し事件を追っていた浪人の越野十郎太は、帰参すると言って突然姿を消してしまう。
料理と事件の謎を追う人気捕物シリーズ、遂に完結!
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