リストラ日和
森山二郎は、日本を代表するメガバンクに勤めるエリート銀行マン。
順風満帆の生活を送っていたが、突然、系列子会社への転出を命ぜられる。
事実上のリストラである。
二十九年間走り続けた日々の、あまりにも呆気ない終焉だった。
なぜ自分なのか――現実を受け止められず、葛藤する毎日。
リストラの余波で家庭も崩壊寸前の中、銀行員時代に扱った案件で森山は訴えられ、さらなる暗雲がたちこめる……。
仕事とは何か?家族は再生するのか?すべての働く人々の心に沁みる長篇小説。
(解説・高田郁)
更新中です。しばらくお待ちください。