新・剣客太平記
直心影流一の暴れ者・峡竜蔵が剣術道場の師範になって十年。
長男・鹿之助の成長を見守るとともに、多くの門人、弟子たちとの稽古に精を出す日々を送っていた。
ある日竜蔵は、夜分に突如現れ、’井中剣峰’と名乗り、差料を賭した立会を挑んでくる剣客が現れたとの噂を耳にする。
剣を交えた者たちは皆名だたる剣士にもかかわらず、ことごとく力を奪われたという。
’田舎者の剣法’と洒落つつ、縦横無尽に使いこなしてみせる遣い手に興味を抱いた竜蔵は、刀狩の理由を問いただすべく近づくのだが……。
ひとすじに剣の道を貫く男を描く、味わい深きシリーズ第二弾!
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