新・剣客太平記
公儀武芸修練所の師範を請われるまでになった剣客・峡竜蔵。
引き受けるかどうか悩みながら過ごしていたある日、路地で揉めごとに遭遇し、渦中の人が竹馬の友・助七だと気づいて声をかけた。
助七の娘が行方知れずで、不安からむきになり、若い連中に絡んでしまったという。
道場の師範として立派に暮らす幼馴染みの助けを遠慮する助七だったが、正義漢の血が騒いだ竜蔵は居ても立ってもいられず……。
亡き父の放浪癖と暴れ者気質を持ち合わせた竜蔵が、真の剣客として求める生きざまとは──。
大人気シリーズ、爽快に完結!(特別対談収録)
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