筆者が三十年あまりにわたって体験した怪奇譚を、嘘偽りなく本当に百話収録した実録怪談集。<br />これまでの慣例では、百物語を名乗っても九十九話しか収録しない。<br />なぜか? それは、ほんとうに百話収録してしまうと、読み切った時『何かが起こる』からなのだ。<br />そう、この本は決して1日で読んではならない。<br />まして夜になぞ……。<br />