お互いのことはお互いが一番よく判っている――特別な関係で強い絆を持つ真美と祥子。<br />小学校からの付き合いで、二十三歳になった今でもふたりには誰にも言えない秘密がある。<br />しかし、綾子と名乗るカウンセラーと出会ってから、祥子の様子がおかしくなり、忽然と姿を消してしまった。<br />’祥子が私を拒絶するはずなんてない!!’ そう強く信じずにはいられなかった真美だが、現実はもっと深刻なもので……。<br />感涙の青春長篇小説。<br />