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菓子屋横丁月光荘

築七十年の古民家〈月光荘〉で住みこみの管理人となって数ヶ月。
家の声が聞こえる大学院生・遠野守人は、月光荘の声に包まれて、穏やかな日々を過ごしている。
知り合いや馴染みの店もでき、川越の町にも慣れてきた。
そんなある日、お気に入りの古書店「浮草」の店主が入院中だと知る。
バイトの女子大生・安西は店主から、自分が逝ったあともここで働いてほしいと言われているといい……。
川越の町で、人と人とが結びついていく。
何かと何かが繋がっていく。
やさしさと温かさが心に沁みる、シリーズ第二作。




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