立場茶屋おりき
芸者の幾富士が、呉服屋「京藤」たっての希望で、身体の不自由な京藤の一人息子・伊織の世話をするようになって早八ヶ月近く。
白金の寮で、可憐な花たちに囲まれておだやかな日々を過ごす二人のもとに、ある日、伊織の母・芳野が訪ねてきて……(「名残の扇」)。
他に、謎のお客からの予約に、立場茶屋おりきで起きた騒ぎの顛末を描いた「一流の客」を含めた全四篇を収録。
あつい真心にあふれる立場茶屋おりきを舞台に、品川宿にいきる人びとの情と絆をこまやかに綴る大人気シリーズ、感動の第二十二弾。
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