綺良のさくら
江戸初期、南部盛岡藩の草創期に、初代藩主・南部利直の御側用人を務める桜木兵庫の元に生まれた綺良は、周囲の愛情を一身に受けて、幸せな子ども時代を送っていた。
利直の五男・彦六郎とは幼馴染みでお互い想いを寄せていた。
しかし、そんなある日、二代目藩主に意見をした父・兵庫がその怒りに触れてしまう。
そして綺良は、大奥に出仕することに……。
幾多の苦難に出会いながらも自らの道を探し求める綺良の’愛’と’夢’を描き切る、感動の時代長篇。
(解説・川本三郎)
更新中です。しばらくお待ちください。