社会人一年目で、三歳の頃から一緒だった猫を亡くしてペットロスになった古澤永(第一話)。<br />小さい頃に飼っていた猫を思い出すと、胸が苦しくなる淀元美(第二話)……。<br />そんな彼らの様子をじっと窺っている三毛猫がいた。<br />その名はミケさん。<br />地域の猫たちにも、そして猫好きな人々にも一目置かれる不思議なミケさんは、愛猫を想い続ける彼らに──!?猫を、そしてペットを愛するすべての人に贈る、温かな涙がこぼれる物語。<br />