渋谷区広尾のマンションで男の死体が発見された。<br />男は人材バンクの社長・西岡卓。<br />だが現場にはなぜか組織犯罪対策四課(広域暴力団対策係)の刑事の姿があった。<br />一方、鹿取警部補は、三好組組長の三好義人が麻薬取締法違反で逮捕された件で、警察庁警備局長の田中一郎から呼び出しを受けた。<br />三好逮捕の裏に、警察内部で仕組まれた罠があるのではないか? 警察組織の闇の中で、児島と鹿取は孤高の闘いにいどむ。<br />シリーズ三作目にして、最高傑作の書き下ろし警察小説!