訳あって入社二年で会社を辞め、自身をなくしていた長原佑。<br />ある日訪れた書店で、謎めいた女性店主から’仕事を探しているのなら、今夜この店にもう一度来て’と告げられる。<br />再訪した佑が案内されたのは、書店地下を改装した秘密のバー。<br />そこで店主のトワコさんから言い渡された、思いがけない〈仕事〉とは――。<br />夜ごと悩みを抱えた人が訪れる、小さな書店とバーの日々。<br />大人気「珈琲店のタレーランの事件簿」シリーズの著者が贈るミステリー。<br />