ぼくの心の中に忘れられない人がいる。<br />何事にも几帳面で真面目な父ではなく、定職に就かず、何事にもいい加減、不まじめで、やりたいことしかしない叔父。<br />ぼくの人生の岐路に突然に現れては混乱を巻き起こした男。<br />いじめに遭っていた子供時代、悶々としていた学生時代、そして……。<br />でもそんな叔父にぼくは救われてきたんだ。<br />『嫌われ松子の一生』『百年法』の著者が、生き辛さに悩むすべての方にエールを贈る感動作! 単行本『いよう!』改題。<br />