料理人季蔵捕物控
江戸日本橋は木原店にも、寒い冬がやってきたが、一膳飯屋「塩梅屋」からもれる灯はあたたかい。
主の季蔵は、今宵も常連客に腕をふるっている。
そんななか、下働きの三吉が、季蔵に内緒で副業をやっているらしい。
しかもその三吉に殺しの疑いがかかり──。
絶体絶命の危機に季蔵は!?(「團十郎菓子」より)表題作他「干し牡蠣」「小羽いわし」「冬いちご」のバラエティーに富む四篇。
美味しい季節料理と驚きのミステリー、人間の心の深奥を描き切る、平成、令和の大ベストセラーシリーズ、益々絶好調の第四二弾。
(解説・細谷正充)
更新中です。しばらくお待ちください。