早い出世を同僚に妬まれている熊吉。<br />養い子故に色々なことを我慢してしまうお花。<br />二人を襲う、様々な試練。<br />それでも、若い二人は温かい料理と人情に励まされ、必死に前を向いて歩きます。<br />粒餡たっぷりのおはぎ、平茸、初茸、占地、栗茸、松露に網茸と山の幸ふんだんの茸汁、赤貝の漬け込み飯、蒟蒻と鰤のアラ煮――心をほっと温め、そっと背中を押してくれるような、江戸の色とりどりの料理たちと健気な二人の奮闘に心満たされる人情時代小説、第二弾!