西瓜とゲートル -オノレを失った男とオノレをつらぬいた女-
母の遺品の小さなメモ帳…。
父に赤紙が届いた日から、東京が火の海になるその日までの走り書きのような日記。
その中にはもがくように必死に生き抜く母がいた。
一方、「よくぞご無事で」復員した父は、どこか「以前のオトーサン」ではなく、何かを南の島に忘れてきたようだった。
家族の記憶から新たに取材、調査も加え、ぜったいに書いておかなければならないと、著者がハラをくくって世に問う、新しい「戦争」ドキュメント!桑原氏の個人誌「月あかり」連載の書籍化。
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