北アフリカに漂着したティランは一時囚われの身となるも,やがて武将として頭角をあらわし,ついにはイスラム教国を軍事的に征服したばかりかキリスト教に改宗させることに成功し,ギリシャ帝国へ帰還する.帝国軍の総大将となり,皇帝から想い姫カルマジーナとの正式の結婚を許されたティランだが,好事魔多し…….ドン・キホーテが愛読した「世界一」の騎士道小説,全四冊完結!