爆死エンドの悪役令嬢に転生したので、シナリオを書き直していいですか?(涙)
デビュー作から話題になりそのまま人気作家となった25歳の三吉明奈(みよしあきな)は、とあることが原因で自堕落な生活を送っていた。
自堕落すぎてついには自宅の水道を止められてしまい、水を求めて久しぶりに外出したが、その先で車に跳ねられてあっさりと人生を終えてしまう。
そして次に目が覚めると……。
自分が手がけたゲームのシナリオ『ラブマジックストーリア』通称【ラブリア】の世界にいた。
これは、半年で配信終了という悲惨な結末を迎えたもので、自堕落な生活となったきっかけの作品だった。
さらに不幸なことに、なんと転生したのはヒロインではなくヒロインを虐げ’爆死’エンドとなる悪役令嬢エマ・ルーヴェルだった!この悪役令嬢は性格の悪さが原因で、ユーザーからは嫌われまくり。
そのせいでゲームも爆死したと言っても大袈裟ではない。
みんなヒロインが幸せになる展開を望んでいた。
手厚い障害も虐げるだけの悪役令嬢もいらない。
ということはひょっとしてこれは……。
「シナリオを面白く書き直すチャンス?」明奈はエマとして、騎士団長や第二王子、さらには喋る猫を味方につけて幸せなエンディングを目指していくが、ことごとく邪魔が入ってしまう……?爽快異世界ファンタジー、いざ開幕!
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