規格外のおてんば王女ですが、猫をかぶって寵愛を受けます!
小国マッティアの王女セレンは、ぜひにと望まれて大国クラッセに嫁ぐことになった。
しかしセレンは幼い頃に、クラッセ王城で開催された舞踏会で大暴れした経験があり、なぜ自分が王妃にと望まれたのかがわからない。
「ああ、なんか面倒なことに巻き込まれているんじゃないわよねえ」「怖いこと言わないでくださいよ、姫さま……」疑問を抱いたまま入城し、気弱だけど心優しい王、レグルスとあいさつを交わす。
おてんばを隠し、猫をかぶって妃らしくあろうとするセレンだったのだが……後宮には一人の謎の女性が住んでいた。
絡んでくるその女性に業を煮やし、「寵愛を受けるって、どうやったらいいの?」と、そんな女には負けないと鼻息荒くするセレン。
気弱で優しすぎる王レグルスと、おてんばで猫かぶりのセレンが、永遠の愛を見つけるまでの物語。
書き下ろしの番外編、後日譚にあたる『王は王妃の邪魔をする』を収録。
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