七一七年に十代の若さで大きな使命をせおって海をわたり、玄宗皇帝からあつい信頼をうけた阿倍仲麻呂。<br />ふたつの国のあいだで、夢みたものは――。<br />今こそ読みたい、月の歌に秘められた、友好の歴史の物語。<br />