春日井建十九歳、著者二十歳。<br />同じ魂をもつ二人の邂逅ーー。<br />三島由紀夫に愛された過激さ。<br />短歌にあふれる同性愛、暴力指向、血への偏愛。<br />十九歳からの親友だから書けた、天才の真実はなにか。<br />三島由紀夫が「現代の定家」と評した春日井建19歳の短歌に出会い、20歳の著者は初めて建の家を訪ねる。<br />その日から建の死去まで、天才の志したものが生涯の親友の目を通して語られる。<br />