「……あなたの傍にいるのは私だけでいい」父の跡を継ぎハルヴェール公爵となったロゼッタは、相手に舐められないよう男物のスーツに身を包み、激務の日々を送っていた。<br />日頃の疲れのせいもあり、ある日のパーティーで酒に酔ったロゼッタは、婚期を心配してくれた年下の執事ブラッドを挑発してしまう。<br />「そこまで言われたら責任を取らざるを得ませんね」豹変したブラッドを前に、経験のないロゼッタも引くに引けないまま……