「もっと強く抱きしめてもいいんだな? 思うがままに、君に触れたいんだ」王家主催の晩餐会で、エレインは幼い頃からの婚約者に婚約解消を告げられてしまう。<br />それも、婚約者を奪ったのはエレインの幼馴染みの子爵令嬢。<br />呆然とするエレインは嘲笑の的になるが、そこに国王の甥である公爵ルーファスが「ならば自分が結婚を請いたい」と名乗り出る。<br />瞬く間に始まった新婚生活だが、ルーファスはいつもエレインに素っ気なくて……。<br />