「泣くな。<br />君は私を殺すために来たのだろう?」ギルノクス神聖王国の長い歴史にあり、最も崇拝される王となった最高司祭アレクシス。<br />空虚な信仰の虚しさの中、幼馴染だった少女マイラとの再会を待ち望んでいた。<br />だが彼女はアレクシスの命を狙う復讐者として、再び彼の前に現れた。<br />捕らえたマイラにアレクシスは、情事の間であれば自分を殺す機会を与えると持ち掛ける。<br />この世で一番大切な人を、もっとも粗末に抱く瞬間が訪れる。<br />