一途な副社長×薄幸の売られた花嫁養父母に強いられた政略結婚の式当日、相手の男からひどい言葉とともに婚約破棄された紗雪。<br />傷つく彼女の前に現れたのは勤務先の副社長である桐生院湊だった。<br />「彼女は捨てられた花嫁ではない。<br />奪われた花嫁だ」下劣な男を断罪し、紗雪と式を挙げる湊。<br />その場限りの茶番かと思っていた紗雪を、湊は熱くかき口説き、同棲できるよう手を回していて――!?