true tears 小説版
「飛べないあなたを軽蔑してたのは、飛べない私と同じだと思ったから……。
でも、違った。
あなたは飛ばないことを選んでたの」「……違う。
俺は、飛ばないことを選んでるんじゃない……」 ちゃんとできていない自分に乃絵の言葉を重ねた時、眞一郎は大切なことに気づく。
そして、ついにやってきた麦端祭りの当日。
眞一郎は麦端踊りの花形として懸命に舞いながら、乃絵を探した。
だが、乃絵は夜になっても眞一郎の前に姿を現さなかった。
一方、比呂美は眞一郎への思いを募らせて……? それぞれの思いが交差する「真実の涙」の物語、完結。
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