コットンキャンディのネコと、幸せの1LDKについて
突然の事故で両親を失った、私、片野まひると、兄の片野朝陽。
世界に二人っきりの家族になった2人は、自宅のゴミ捨て場で『捨て猫』を拾いました。
『彼』はとても体が弱くて、身分も怪しくて、しかも特技はセックスだといいます。
こんな子は普通だったら病院に搬送して、しかるべき所に預けるべきだったのでしょう。
それでも両親を亡くしたばかりの私達は、その穴を埋めるように、彼をペットとして飼い始めました。
ちゃんと責任をもてない飼い主が、ペットを飼うべきじゃないのに。
それでも私達は彼を、ヨルと名付けて迎え入れました…。
家族を失って、立ち止まった彼らが、もう一度幸せをみつけるための物語――
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