こどもと読む東洋哲学
高校生になった乾太(けんた)。
幼馴染の仲間たちはそれぞれ違う高校に進学し、剛は空手、ミヤと純はバンドと青春を謳歌し始める。
乾太も野球部に入って甲子園を目指すつもりだったが、大けがをして目標を見失ってしまう。
そんな乾太を易経の先生・ゴロさんは「何でもやってみろ」「自分で考えろ」と突き放す……。
乾太の成長物語の第3弾「青龍の巻」では、「乾為天(けんいてん)」の中の「乾てき(けんてき)」にフォーカスを当てました。
大けがをして目標を失ったときも人に頼らず自分で進む道を決めたり、初めてお父さんの言うことを聞かずに自分の意思を通したり、乾太は一歩一歩成長していきます。
乾てきは、計画を立てて最後までやり遂げる、そのためには勇気をもって前に進んで、失敗に学ぶことが大切であると教えています。
本書は、目標を失った乾太が再びやりたいことを見つけ、そして新たな志(こころざし)を打ち立てていく「自立編」です。
※「青龍の巻」では乾為天のほか、山天大畜(さんてんたいちく)、天雷无妄(てんらいむぼう)、風地観(ふうちかん)、風山漸(ふうざんぜん)についても触れています。
更新中です。しばらくお待ちください。