鬼才高原英理三十年の軌跡。<br />これを知らずに幻想文学を語ってはならない。<br />鉱物、結晶、月、星、夢、夜、夏、少年少女、世界改変、書物、詩。<br />いくつものモティーフを重ねつつ、ときに重厚、ときに軽妙、それぞれが全く異なる現代日本幻想文学の至高点。<br />幾多の具眼の士から絶賛された珠玉の既発表作10篇に遊び心あふれる書き下ろし中篇『ガール・ミーツ・シブサワ』を加える。<br />