3歳のときに両親を亡くした生田瞳子は、盛岡で理髪店を営む伯父に引き取られる。<br />大人になった瞳子は女優を志し、東京で開催されるオーディションに挑もうとするが、その前日、東日本大震災が起きる。<br />その後、気仙沼のボランティア活動に参加し、東京の大学生・清水清隆と出会う。<br />穏やかで整然と現場を取り仕切る清隆だったが、なぜか彼のほほえみに違和感をおぼえる瞳子。<br />気仙沼で一緒の時間を過ごした瞳子と清隆は、いつしか互いに特別な感情を抱いていく――。<br />