白薔薇姫にくちづけを〜記憶喪失の吸血鬼姫は盾と王子に護られる〜
柔らかな風と小鳥のさえずりに誘われ目覚めた主人公――そこは見知らぬ場所だった。
それだけではなく、自分が誰かもわからない。
主人公の側に居て目覚めを喜ぶ青年は彼女のことを姫と呼ぶが、一切の記憶がなかった。
青年はロアといい、彼女を守る盾だと紹介される。
ロアから自分がロゼという名の姫で、三年も眠り続けていたことを知らされるのだった。
自らが吸血鬼であることも教えられ、ロゼは戸惑いながらも少しずつ状況を把握していく。
そんななか、ロゼたちのもとにアルバトーリア王国の第一王子・カルティオがやってくる。
ロアとカルティオはロゼのことを白薔薇姫と呼ぶ。
その名が背負うものを知るとき、封印された記憶が明かされていく――。
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