三人の少年によって、ひとり娘を惨殺された母親は、娘の無念と悲しみを晴らすため、会社を辞して、地裁での意見陳述に全てを賭けた。<br />地裁で、三人の裁判を傍聴し続けた母親は、娘を殺害した三人の凶行を知るにつけ、憎悪を増した。<br />死刑判決を望む被害者の母に立ちはだかる、少年法。<br />判決を有利へと導く加害者の弁護士たち。<br />少年審判を抉る問題作!