目覚しのアラームが鳴り、スマホの画面を確認した。<br />そこに表示されていたのは「火曜日」の文字。<br />おかしい、今日は月曜日のはず!! 飛び起きたナカガキがカレンダーを見ると、あるべきはずの曜日が消えていた。<br />薄れていく月曜日の記憶、おかしな宗教団体、そして元カノの存在。<br />死んでしまった月曜日の悲しみに気づき、元の世界を取り戻せるのか。<br />第3回文芸社文庫NEO小説大賞受賞作品。<br />