同級生・宮里の突然の死を未だ受け入れられない茜は、彼女との思い出を繰り返し夢に見ていた。<br />家族との問題に苦しみながらも、自分が変わってしまえば宮里を本当に失くしてしまいそうで、一歩を踏み出すことができずにいた。<br />茜の葛藤を描いた青春小説。<br />第1回文芸社文庫NEO小説大賞受賞作品『あかね色の空に君を想う』とその後の物語『思い出のハンバーグ』を併録。<br />