「わたしの心の代わりにマグマが空を赤く焼き、海が咆哮してくれた……」島に生きる運命と覚悟をしなやかに受け入れた、ひとりの女性の人生。<br />彼女の「本当の母」を求めて、義理の娘は旅立った──伊豆大島の火の山と青い海は、わたしを靭[つよ]くした。<br />