物の怪がたり 四国・松山ご城下怪談・短編集
不思議なものを見たり、人智では理解しかねる出来事が起こった時、それらを多くの人々に伝えて、自分を安心させようとするのは、永遠に変わらない人間の性なのかもしれません。
それらの不思議な話は、人々の心や時代の変化を経て残ったものだけが、地域に伝わる怪談や伝説となりました。
/ 本書は、松山に残る藩政時代の怪談や伝説を集めました。
藩政時代から伝わる話をベースに、新たなストーリーや解釈を付け加えて、18の短編小説にしてみました。
もとの話とストーリーの方向やテーマが大きく異なったものもありますが、多彩な趣向の物語を楽しんでいただけるように配慮しています。
/ 松山の怪談はバラエティに富んでいます。
藩政時代の松山の人々が、さまざまな想像力を働かせて紡いだ、物の怪たちの「ものがたり」をお楽しみください。
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