掟―くノ一淫法帖
仇敵・卍谷の素破、里美に十郎はついに大胆な提案をした。
泰平の世に敵として命のやり取りをするのではなく、夫婦として子を孕み、積年の恨みをお互いに消し去ろうと──姥山の衆たちは頭目の決めたことには従うはず、決められた掟を自分の代で変えようと決意して、後見役の叔母・アザミに告げるのだったが──人を殺めるために淫法を習うなかで女を知り、その痛烈な性の快感に、ともに生きる喜びを見出した十郎の大胆な提案は、ついに掟を変えるのか…。
著者「淫法帖」シリーズの、隠れたスピンオフ作品、ついに完結!【著者略歴】睦月影郎(むつきかげろう) ─ 飲食店勤務等を経て二十三歳で官能作家デビュー。
匂いのあるフェチックな作風で読者の支持を得る。
2016年、著作は500冊を超える。
本名の奈良谷隆では戦記やアクション小説、ならやたかし名義ではマンガやイラストも描く。
居合道にも精通。
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