「睦月」型は、前型「神風」型の同型として計画され、雷撃能力向上の為に61センチ魚雷発射管搭載艦として完成した駆逐艦です。 艦首部のダブル・カーブドバウ、フレアーの拡大で、凌波性の改善に努め、発射管全門への予備魚雷搭載。 艦橋の固定式側板の拡大、発射管の盾の追加、前後煙突頂部への延長とキャップ装備など、多くの改良が加えられました。 しかし、これらの改良が艦全体の排水量の増加を招き、重心点の上昇という欠点となり、艦速が低下。 さらには友鶴事件・第四艦隊事件などが発生したことにより、性能改善工事が実施されました。 艦橋のブルワーク形状の変更、艦橋両舷の短艇甲板の短縮、右舷6m通船の撤去等で軽量化に努めましたが、同時に方探室の追加、対空兵装の強化も行わなければならなかったため、劇的な軽量化には至りませんでした。 弥生は睦月型の3番艦として、大正15年8月28日に竣工しました。 開戦時は第4艦隊 第6水雷戦隊 第30駆逐艦隊の1艦として、ウェーキ島攻略、ラバウル攻略、ブーゲンビル島攻略等で活躍しましたが、昭和17年9月11日、ニューギニア沖にて米軍機の攻撃を受け、沈没しました。 キットは、魚雷発射管に防楯が装備された、1941年の姿を再現しました。 特殊潜航艇 甲標的 1隻も付属しています。※本商品と他商品を一緒に注文された場合、在庫状況やメーカー販売期間によっては注文を分割発送させていただく場合がございますので予めご了承ください。ご注文後のキャンセルは原則、承っておりません。事前に十分にご検討いただいた上でご注文ください。