マセラティ創立90周年に当たる2004年のジュネーブモーターショーで発表された『マセラティ MC12』は、フェラーリのスーパーカー「エンツォフェラーリ」をベースに開発され、2004年と2005年の2年間にわずか計50台のみが生産された希少なスーパーマシンです。
カーボンモノコックシャーシのミッドには、最高出力630psのエンツォフェラーリ用6リッターV12DOHCエンジンを搭載し、0-100km/h加速3.8秒、最高時速330km/hを記録。
前後カウルが大きく開閉するカーボン製ボディは、固定式大型リアウイングや着脱式ルーフが印象的です。
美しいパールホワイトとマセラティブルーのツートンのボディカラーの正式名称は「Bianco Fuji」と呼ばれ、日本の富士山に由来。
スパルタンなホモロゲーションモデルにもかかわらず、インテリアにはマセラティブルーに染められたレザーやアルミ、カーボンなどが使われ、マセラティらしく豪華に仕立てられています。
後の2010年には、「マセラティ MC12 FIA GT1」として「FIA GT1世界選手権」に参戦。
いきなりチーム＆ドライバーズチャンピオンを獲得し、ポテンシャルの高さを証明しました。
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