薬師寺 東塔日本で最も美しい三重の塔が、この薬師寺三重の塔と言われている。
平城遷都に伴って平城京薬師寺に東塔ができたのは730年であるが、伽藍配置も興福寺やその他の諸大寺が新しい形式によって建てられているのと違い、古い形式に従った建築様式の旧様を残している。
塔は基壇の上に立ち、各層とも裳階をつけているため一見六重に見える、他に類がない形を造っている。
相輪は現存最古のすばらしいもので、水煙には秦楽の飛天の透かし彫りが ほどこされた白鳳美術の傑作である。
今日では西塔の復興も行なわれ、白鳳期の華やかさを見ることができる。
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