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記録12号

いうまでもないが、写真は、すべからく現実のコピーであり、世界についてのフェイクである。
リアリズムもアクチュアリティーも、全てこの内のことだ。
アンリ・ベルグソンは、世界は既に全き写され尽くしている、といった意味のことを述べていて、カメラを持つ日頃の感覚としてぼくも同意である。
カメラに記された∞(インフィニティ)とは、いうまでもなくメビュウスの環のことである。
そう、世界は有史以前より、連綿と無数の人々の眼ざしによって、視=写され、果てしのないコピーを成してきたのだ。
そのオリジナリティなき行為こそが唯一写真の強度なのだ。
(「記録 第12号」より 著者コメント)2009年8月に刊行された森山大道の私家版写真誌「記録 第12号」を電子書籍化。
三沢、青森、東京。
雪、雨、晴れ。
蠅のように飛び回り、野良犬のようにうろつき回る。
森山大道がコピーする、そこにある風景。
森山大道(もりやま だいどう)/写真家。
1938年10月10日、大阪府生まれ。
岩宮武二スタジオを経て細江英公の助手となり、1964年より独立。
ハイコントラストで粒子の粗い‘アレ・ブレ・ボケ’と称される独自のスタイルを確立するなど、既存の写真表現をラディカルに挑発し続け、世界的にも高い評価を得る。
「量のない質はない」というポリシーのもと、現在でも膨大な数のストリートスナップを撮り続けている。
近年の写真集に『NAGISA』『LABYRINTH』(Akio Nagasawa Publishing)、『カラー』『モノクロ』(月曜社)、『実験室からの眺め』(河出書房新社)など。




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