変わりゆく時代の中でひたすら東京タワーを見つめ続けた記憶。<br />夜明けの六本木。<br />繁華街の路上には、夜毎繰り返される狂騒の痕跡が染みついている。<br />およそ清々しさとは無縁の散歩道。<br />それでも顔を上げて歩いていれば、ときには朝焼けの光の中、神々しい東京タワーのシルエットに出会える。<br />