※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。★ 「使える」連絡技★ 実践的な寝技強化法★ 運動能力UPトレーニング…etc. 五輪選手輩出 & 全国大会連覇の道場が勝利をつかむためのポイントを伝授! ◆◇◆ はじめに ◆◇◆柔道は日本を代表する武道のひとつであり200の国と地域で親しまれる世界的なスポーツでもあります。 ‘柔(じゅう)よく剛(ごう)を制(せい)す’ 技があれば大きさや力強さのある相手を、上回れる点が魅力です。技をかけるための駆け引きやフェイントといった互いのやり取りもまた、醍醐味のひとつといえるでしょう。柔道に取り組むにあたって、私は子どもたちに三つのことを考えてもらいたいです。一つは、夢をあきらめないこと。オリンピックに出るような選手だって、「もうダメかもしれない」と思うこともあります。壁は誰しもがぶつかるものであり、そのときにあきらめず、乗り越えるために立ち向かうことが自分の力になっていきます。負けることやうまくいかないことに恥ずかしさを感じる人がいますが、本当に恥ずかしいのは挑戦しないことです。失敗を恐れず、常に挑戦する意識を持ってください。二つ目は、ケガをしないこと。ケガをしないためには心と体を鍛える必要があり、技・受け身をしっかりと習得することも大切です。食事にも気をつかうべきですし、正しい生活習慣が求められます。それによって体を守ると同時に、人間力が養われ、選手としての成長にもつながります。そして三つ目は、感謝を忘れないこと。強くなってくると、自分の力を過信したり、周りが見えづらくなる傾向があります。指導者や仲間、家族など自分に数多くのサポーターがいるということを、忘れないようにしてください。応援してくれる人への感謝の気持ちを持つことは、一生懸命に打ち込む力になります。これらを理解した子どもたちが柔道家へと成長し、柔道がもっと広く理解され、さらなる普及・成長につながればこの上ない幸せです。監修者 朝飛 大(あさひ だい)※本書は、2016年9月発行の『試合で勝てる! 小学生の柔道 上達のコツ50』の新版です。