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大衆の反逆
近代化の行きつく先に、必ずや「大衆人」の社会が到来することを予言したスペインの哲学者の代表作。「大衆人」の恐るべき無道徳性を鋭く分析し、人間の生の全体的建て直しを説く。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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大衆教育社会のゆくえ 学歴主義と平等神話の戦後史
高い学歴を求める風潮と、それを可能にした豊かさに支えられ、戦後日本の教育は飛躍的な拡大をとげた。一方で、受験競争や学歴信仰への批判も根強くあるが、成績による序列化を忌避し、それこそが教育をゆがめる元凶だとして嫌う心情は、他国においてはユニークであるとみなされている。本書は、このような日本の教育の捉え方が生まれた経緯を探り、欧米との比較もまじえ、教育が社会の形成にどのような影響を与えたかを分析する。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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大鳥圭介 幕府歩兵奉行、連戦連敗の勝者
大鳥圭介は稀有な幕臣である。播磨に生まれ、蘭学を学び、幕府歩兵奉行として陸軍の指揮を任されるに至る。戊辰戦争では連戦連敗するが、「またも負けたか」と笑い飛ばし、五稜郭まで戦い抜いた。二年にわたって牢に繋がれたのちは工部大学校校長、清国公使などを歴任、富国強兵策を実行した。「最初からよい地位に恵まれることなどない」「屈するは後に大いに伸びる基」と言い、不撓の精神で逆境を乗り越えた人物の生涯。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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大不況には本を読む
もはや読書と出版の復権はありえないのか。「思想性ゼロの国」日本でいま起きている日本人の魂のドラマを描き、「本を読む」人間をここに取り戻すための方法を深く考察した、硬骨の力作。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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大平正芳 「戦後保守」とは何か
戦後、「保守本流」の道を歩み、外相・蔵相などを歴任、一九七八年に首相の座に就いた大平正芳。その風貌から「おとうちゃん」「鈍牛」と綽名された大平は、政界屈指の知性派であり、初めて「戦後の総決算」を唱えるなど、二一世紀を見据えた構想を数多く発表した。本書は、派閥全盛の時代、自由主義を強く標榜し、田中角栄、福田赳夫、三木武夫らと切磋琢磨した彼の軌跡を辿り、戦後の保守政治の価値を問うものである。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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男性の育児休業 社員のニーズ、会社のメリット
多くの企業では男性社員が子育てに携わることを想定してこなかった。しかし、結婚・出産後も仕事を継続する女性が増えた現在、男性も子育てに関わりたいと希望し、従来型の雇用や処遇の仕組みは新たなストレスを生む要因ともなっている。本書は、少子化対策としてのみ論じられがちな男性の育児休業を、社員が勤労意欲を高水準で維持し、能力を最大限に発揮するための選択肢の一つとして捉え、取得促進への具体案を提示する。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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知的文章とプレゼンテーション 日本語の場合、英語の場合
40年にわたって論文執筆と審査に携わってきたがん研究者が、卒業論文から学会発表まで、説得力あるドキュメントと惹きつけるプレゼンテーションの極意を指南する。文系、理系を問わず、知的三原則’簡潔・明解・論理的’がその秘訣。三原則にしたがって論文、申請書をどう書くかを具体的に説明する。グローバル化が進む21世紀、英語とのつきあい方、学び方についても実践的に説く。待望の知的表現力講座開講。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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地域再生の経済学 豊かさを問い直す
地方自治体は膨大な財政赤字を抱え、地方の都市は均一化して特色を失い、公共事業以外に雇用がない……。地域社会は生活の場としても労働の場としても魅力を失い荒廃している。本書ではその再生に成功したヨーロッパの事例を紹介しながら、中心的な産業や重視する公共サービスなどがそれぞれ異なる、めざすべき将来像を提示する。そして日本型の生活重視スタイルを財政・政策面からどのように構築するかを提言する。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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地獄の思想 日本精神の一系譜
日本人は、生の力を肯定する思想とともに、生の暗さを凝視する思想を愛した。この地獄の思想こそ、人間の苦悩への深い洞察と、生命への真摯な態度を教え、日本人の魂の深みを形成してきた。源信、親鸞、紫式部、世阿弥、近松門左衛門、宮沢賢治、太宰治などは、みな現世に地獄を見た人びとであった。これら先人の深い魂の苦闘の跡を知らなければならない。生命の強さは、どれだけ暗い生の事実を見つめるかによって示されるからである。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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地震と防災 ‘揺れ’の解明から耐震設計まで
地震の’揺れ’は、さまざまな要素が絡み合う複雑な現象だが、近年、急速に解明されつつある。震源断層とは何か。地震波はどのように発生・伝播するのか。海溝型地震と内陸型地震、それぞれの予測はどう違うのか。そして、これらの研究成果は防災にどう役立てられてきたのか。本書では、最新の研究成果とそこに至る歴史をひもとき、地震を理解するための基礎知識と、予測や耐震設計など地震対策の現状について平易に解説する。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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地震の日本史 大地は何を語るのか [増補版]
日本の歴史は、地震の歴史だと言っても過言ではない。人の記憶になく、文書に記述がないからといって、地震が存在しなかったと速断するのは大きな間違いと言えるだろう。本書は、「地震考古学」を確立した著者による、日本歴史を地震の連鎖として描く異色の読み物である。巻末に、東日本大震災に関連して、現在の日本列島と共通点が多い九世紀の地震活動を増補し、地震活動活発期にある日本の備えを考える。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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中国義士伝 節義に殉ず
人士に求められる節義とは何だろうか。蘇武、顔真卿、文天祥は、それぞれ漢、唐、南宋にあって、過酷な運命に身を置きながら己の節を貫き通した。匈奴に捕らわれ、二十年間、服従を拒み続けた蘇武。安禄山の乱に際し義兵を挙げ、捕殺された顔真卿。モンゴルに追われた南宋の亡命政権を支えようとして抵抗するも、幽閉、処刑された文天祥。己の生きた時代の価値観に殉じ、ノブレス・オブリージュを体現した男たちの生き様とは。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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中世の東海道をゆく 京から鎌倉へ、旅路の風景
弘安三年(一二八〇)十一月、ひとりの貴族が馬に乗り、わずかな随伴者とともに東海道を京から鎌倉へと向かっていた――。中世の旅路は潮の干満など自然条件に大きく左右され、また、木曾三川の流路や遠州平野に広がる湖沼など東海道沿道の景色も、現在とはかなり異なっていた。本書は鎌倉時代の紀行文を題材に、最新の発掘調査の成果などを取り入れ、中世の旅人の眼に映った風景やそこに住む人々の営みを具体的に再現するものである。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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中世都市鎌倉を歩く 源頼朝から上杉謙信まで
源頼朝に始まる鎌倉幕府が滅亡すると、鎌倉は急速に衰退しゴーストタウンとなったと考えられがちだが、実態は違っていた。京都室町に幕府が移った後も、鎌倉は東国を管轄する鎌倉府の所在地として十五世紀半ばまで繁栄を続けた。武家の首都として誕生し、幕府滅亡後はほとんど知られることのない都市鎌倉とはいかなるものだったのか。源氏、北条氏、足利氏、上杉氏の足跡を寺社や史跡に尋ねながら、謎に包まれた鎌倉の中世を歩く。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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虫たちの生き残り戦略
四億年の歴史をもつ昆虫類は、環境へ巧みに適応し、姿形や生活様式をさまざまに進化させてきた。一見不可解なふるまいにも、生き残りをかけた驚くべき知恵が隠されている。殺虫剤を強壮薬にするゴミムシダマシ、光の輪をつくって卵を守るイリオモテボタル、植物の種を蒔くクロヤマアリ、大雪を予知するオオカマキリなど、最新の知見を交えながら虫たちの行動の謎に迫る。昆虫の世界への興味をかきたてる二四話。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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朝鮮半島の食と酒 儒教文化が育んだ民族の伝統
朝鮮半島に由来する飲食物は、日本の外来食文化の中でも、今や最も普及しているもののひとつである。それほど身近で、今や「日本の食べもの」になったともいえるものだからこそ、それらが、どのような文化的背景で生まれ育ってきたのかを概観する時に来たともいえるのではないか。本書は、風土や社会という条件の下で、どのような食材が、どう調理され、どんな食習慣に従って消費されてきたのかを、簡潔に紹介するものである。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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超高齢者医療の現場から 「終の住処」診療記
高齢者施設に囲まれた高原の小さな病院。その院長である著者は、日々、多くの85歳以上の超高齢者を診療しているが、苦悩は深い。急速な高齢化により、介護施設の不足は深刻で家族は受け入れ先探しに疲弊する。認知症高齢者の介護問題や、年金不足による経済的トラブルも多い。どうすれば、豊かな老後を過ごすことができるか、そして穏やかな死を迎えることができるのか。老いと死を見守ってきた現場からの貴重な報告と提言。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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長州奇兵隊 勝者のなかの敗者たち
戊辰戦争に勝利し、明治国家の中核となった長州藩。しかし、その栄光の歴史の陰には、好むと好まざるとにかかわらず戦い、斃れていった多くの犠牲者が存在する。高杉晋作が創設し、勝利の原動力となった奇兵隊も、維新後は解隊命令が下され、内戦で多くの命が失われていった。著者は遺された史料や伝承をたんねんにたどり、懸命に生きた人びとの姿に光をあてる。偉人伝や英雄譚ではない、本物の歴史がここにある。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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長州戦争 幕府瓦解への岐路
どんな戦争も後世へのメッセージを残している。長州戦争は徳川幕府の命取りとなった戦争である。勝利した長州藩は、後に『防長回天史』を編纂し、この戦争を明治維新への大きな一歩と位置づけた。しかし、幕府側はこの敗戦を総括するに至らず、敗戦の責任者すら明確ではない。幕府はなぜ戦争に踏み切り、どう戦って負けたのか。開戦前夜から敗戦処理までを克明に描き、長州戦争が現代に残したメッセージを読む。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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鳥羽伏見の戦い 幕府の命運を決した四日間
「歴史にイフはない」なんて誰が言ったのか-幕府の命運を決した慶応四年(一八六八)一月三日から六日にかけての四日間の戦いは、さまざまな偶然に満ちている。なぜ幕府歩兵隊の銃は装弾していなかったか、吹きつける北風は幕府軍にどう影響したのか、そして慶喜の判断はなぜ揺れ動いたのか-。誰もがその名を知っているけれど、詳しくは知らないこの戦いをドキュメンタリータッチでたどる。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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通貨で読み解く世界経済 ドル、ユーロ、人民元、そして円
通貨が経済に与える影響は甚大だ。国家の財政、内外の金融、企業業績、そして人々の生活さえも為替の動向と無縁ではない。世界金融危機以後、不安定さを増した金融システムと経済の動きを精緻に検証し、ドル覇権の行方、ユーロ圏の諸問題、人民元や円の未来を見極める。複雑に絡み合う’通貨’’実体経済’’財政金融政策’の三つ巴を歴史を踏まえて読みほどき、世界経済の持続的成長のためにいま何をなすべきか考える。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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天皇誕生 日本書紀が描いた王朝交替
神武以来、連綿と続く万世一系の皇統の歴史を綴った書物として尊重されてきた『日本書紀』。戦後はそれに徹底的な批判が加えられ、王朝交替という、万世一系とは対立する古代史が提唱されるに至った。本書は『日本書紀』の神武天皇から武烈天皇までの物語を精細に読み解き、その叙述を貫く主題・構想や歴史認識を鮮やかにあぶり出す。律令制国家として新生した日本が描こうとした天皇と国家の歴史とはいかなるものか。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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天文学をつくった巨人たち 宇宙像の革新史
ガリレオが自作の望遠鏡を天に向けたとき、近代天文学の幕が開いた。以来発展を続け、ケプラーは惑星運動の法則を発見、ニュートンは力学的宇宙論を、アインシュタインは相対論的宇宙論を創出した。そしてガモフの火の玉宇宙論へ。宇宙像は変容を重ね、今や「光の宇宙」が姿を現しつつある。科学探査機は星々の誕生と進化の道筋を明らかにした。宇宙物理学と名を変えた天文学の歩みを巨人たちの素顔とともに伝える。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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電車の運転 運転士が語る鉄道のしくみ
時速100キロ以上の速さで数百トンの列車を率いて走行し、時刻通りにホームの定位置にピタリと停める…。このような職人技をもつ運転士は、何を考え、どのように電車を運転しているのだろう。また、それを支える鉄道の仕組みとはどのようなものだろう。JRの運転士として特急電車から貨物列車まで運転した著者が、電車を動かす複雑精緻なシステムと運転士という仕事をわかりやすく紹介する。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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登山の誕生 人はなぜ山に登るようになったのか
古来ヨーロッパにおいて山は悪魔の棲家として忌み嫌われていた。一方、日本人にとっては聖地であり、信仰にもとづく登山は古くから行われていた。だが近代的登山が発祥したのは二百年ほど前のヨーロッパで、楽しみとしての登山が日本で普及するのはそれから百年後の明治末期になってからである。この差はなぜ生まれたのか。日欧を比較しながら山と人の関わりの変遷をたどり、人々を惹きつけてやまぬ山の魅力の源泉に迫る。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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都市の論理 権力はなぜ都市を必要とするか
現在、世界は未曾有の繁栄を享受する一方で、歴史上かつてない膨大な飢餓人口をかかえている。しかも、第一次産業への就業率の高い国ほど食糧事情が悪化し、都市化した国ほど飽食するという傾向は顕著である。食糧を消費する側の都市より生産する側の農村が飢えに苦しむというパラドックスはなぜ生じるのか。本書は、食糧という人類の根源的課題を軸に、権力の鏡としての都市の可能性と役割を斬新な視角から問い直す試みである。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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都知事 権力と都政
都知事は首相より強い権力者と言われる。首相が頻繁に交代するなか、もう一つの政府とも言える都知事は原則四年間変わらない。一三〇〇万の都民を背景に、GDP世界第一〇位以内の実力を持つ東京都は、日本で突出した力を持ち国政に影響を与え、また公害をはじめとする新たな問題と格闘してきた。本書は、都知事のもと、国家の一歩先を走ろうと試行錯誤した歴史を辿りながら、大都市東京の実態と可能性を明らかにする。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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東京ひとり散歩
関西の城下町に生まれ育った著者が武蔵野の一角に住み着いて早数十年-東京はふらりと歩くのに格好の町だ。角を一つ曲がれば江戸や明治と対面し、地方都市が失ってしまった年中行事が今なお生きている。足の向くまま歩けば、祭りの熱気に行き会い、懐かしい商店街に誘われ、荷風が排徊した路地裏に迷い込む。しめくくりは、居酒屋であれやこれやともの思う贅沢な時間-ひとり散歩の愉しみ、ここにあり。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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東京裁判
極東国際軍事裁判は、毎回波乱をきわめた。苛烈な検事側立証に続き、本巻は一般、満州、中国、ソ連、三国同盟、太平洋戦争と六段階に分けた弁護団の反証に入り、 最大の問題点天皇の不起訴を決めて立証合戦は終った。二十三年十一月十二日、二十五人全員有罪という 「ニュールンベルク」以上の苛酷な判決で歴史的な大裁判の幕は閉じた。勝者が敗者を裁いた東京裁判とはいったい何であったのか。太平洋戦争とともに日本を考え直す。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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東北-つくられた異境
東北の歴史が脚光を浴びている。縄文時代のイメージを塗り替える考古学上の成果をはじめ、中世史から近現代史まで、新しいアプローチが始まっている。しかし、「遅れた東北」という見方はいまなお根強い。国民国家たらんとした近代日本は東北を辺境と位置づけ、後進性を強調しつづけた。東北はどう見られ、どう語られてきたのか。東北をめぐる膨大な言説を読み解き、「北」の視点から「多様な日本」を照らし出す新しい地域論。
公開日:
2016/12/15
単行本・雑誌
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