中国の東辺に位置した倭国・日本は、大陸・半島の政治や思想・文化の影響を強く受けながら、漢字文化圏のなかで国づくりを実施した。<br />シリーズの総論として本巻では、古墳造り、都城の建設、仏教の伝来、日本語表記など、古代の基本的テーマを選び、最新の研究を収録する。<br />現在の文化・宗教事情にも影響する日本史の「青春時代」の足跡である。<br />また今日の課題とも関わる、災害とジェンダーの2つのテーマを歴史的に解き明かす。<br />