部下・同僚・チーム、あなたの心に火を灯す新常識 悩みは欲しがれ
悩みは「不要なものか」と問われれば、私は「必要なものだ」とお答えします。
それどころか、自分やチームの可能性を引き出してくれる「情報の宝庫」なのです。
悩みの中には、過去の挫折やそれを乗り越えるためのヒント、チームが抱える問題の根本原因からその打ち手に至るまで、驚くほど多様で実践的な情報が詰まっています。
だから、悩みを抱えたら、すぐに解決しようとするのではなく、「向き合う」ことで、目先の解決策以上の本質的な答えを得られるはずです。
そして、悩みから情報を取り出す過程を通して、「悩みの本当の正体」を特定することができれば、個人やチームの心には火が灯り、「自律自走」するようになっていきます。
しかし、現代を生きる私たちが抱える悩みは多岐にわたっており、簡単に本当の姿を見せてはくれません。
そこで本書では、この一筋縄ではいかない悩みとの「向き合い方」について、これまで千人以上の悩みに向き合ってきた私の経験を基に、様々な事例を上げて余すところなくお伝えしています。
この本を通じて、一見ネガティブに思われる悩みを「遠ざける」よりむしろ「欲しがる」ようになってほしい。
それが私の願いです。
筆者は三菱UFJ銀行、コンサルティング会社を経て、ファーストリテイリングに入社。
人事・教育部での人材育成の実績を評価され、35歳で史上最年少の執行役員に抜擢。
その後、物流の構造改革をわずか2年で実現させ、全社の組織改革の責任者に就任。
その過程で部下や同僚の悩みに向き合うことが、自身の成長にも、組織の成長にもつながると確信してゆく。
2020年には「人に寄り添い、悩みに向き合う」をコンセプトとした株式会社トーチリレーを設立。
悩める個人や企業に、講演会や、心に火を灯す「トーチング」という面談サービスを展開している。
更新中です。しばらくお待ちください。