シリーズ 地域の古代日本 出雲・吉備・伊予
古代より中国・四国地方は、大陸への窓口である九州と近畿とをつなぐ、人や文物、情報が往来する回廊であった。
山陰、瀬戸内海の南北岸、太平洋岸の回廊が3本並び、気候や地形も違う。
この多様さが、密に込み入った歴史を形成したのである。
特定の地域名を象徴的に意識しつつ、古墳や国府のような列島共通のテーマと、弥生墳丘墓、鉄生産、古代山城、出雲大社など地域に顕著なテーマとを往復しながら、日本列島古代の歴史像を多面的に浮き彫りにする。
1章 山陰・瀬戸内・土佐 松本武彦2章 製鉄技術の開発と普及を担った中国地方──古墳〜奈良時代を中心に 村上恭通3章 弥生墳丘墓と巨大古墳 新納 泉4章 国府と鋳銭司 加藤友康5章 古代の出雲──出雲大社、風土記、そして境界への認識 大日方克己6章 瀬戸内の古代山城 亀田修一ESSAY 「出雲大社」の古代的断想 千家和比古
更新中です。しばらくお待ちください。