「何もないまち」では終わらない――!欧州の地方を歩くと、日本に比べてずっと元気に見えた。<br />なぜなのか、日本の地域再生のヒントになることを何か見つけたいと思って、欧州のあちこちを巡りながら取材を重ねた。<br />当事者の声を聞いて、各地に共通して見えたことは、危機的な状況に陥ったまちほど、危機の本質に向き合ってそこからの脱却に真剣に取り組み、結果的に強くなっていたことだ。<br />人口減少、高齢化、空き家の増加、他地域への依存、経済危機……。<br />それらの危機に立ち向かってきた先達たちの原動力と取り組みに迫る。<br />