昭和疾風録 興行と芸能
「興行師」とは一体どういう人たちか。
戦後の昭和20年代、30年代をピークに、各地でショーや舞台を大衆に提供し、やくざとも密接な関係を保って財力・影響力を誇りながらも、昭和40年代に入ると徐々に姿を消していった人たち。
戦後日本人の心を癒やした「娯楽」は、彼らによってもたらされた。
このたび、ある大物興行師のもとから多数発掘された秘蔵写真。
力道山、美空ひばり、水の江滝子、高峰三枝子、藤山一郎、エンタツ・アチャコ、片岡知恵蔵、阿部定、鶴田浩二、江利チエミ、三橋美智也、水原弘、石原慎太郎……。
伝説のスターの貴重なオフショットと共に、ベストセラー『やくざと芸能と』著者なべおさみが独自の切り口で当時のエピソードを紹介。
その中で戦後における「興行」と「芸能」との特別な関係性が浮き彫りになっていく。
○目次序章 古池慶輔という男一章 戦後と興行二章 力道山と美空ひばり三章 写真で辿る戦後芸能終章 「ハレ」と「ケ」考
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