父よ、ロング・グッドバイ ―男の介護日誌
〈少しずつ記憶を失くし、ゆっくりゆっくり遠ざかっていく〉認知症を、アメリカでは「ロング・グッドバイ」と表現するそうです。
「ぴあ」を退職し専業作家となった盛田氏は、母を亡くした後、父の異変に気づきますが、同時に体調を崩した実妹のサポートも始めます。
作家としての時間も失われ始め、「先が見えない」つらさの中、徐々に追い詰められていきます。
本書は、息子が父を介護した日々を綴ったノンフィクション。
10年後、65歳以上の5人に1人が認知症になると言われる今、何を覚悟し、ゆっくり確実に迫る死と対峙すべきかを教えてくれます。
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